今回も変わり物の製作を依頼されました。 写真でイメージ出来る方は年齢が・・・。
お客様はボランティアで子供達に紙芝居を読んでいるそうです。 紙芝居にもサイズ違いが有り、2種類の紙サイズを兼用出来る様にとの事で内側の額縁を前後に入替え可能に作りました。 拍子木は花梨材です。私が製作する訳では有りませんがアイディアを出し合う時間が楽しいですね。
以前にも何処かで紹介しましたが、お正月には欠かせない。門松も製作致します(私は造れません。S君がんばれ!)店舗経営の方など新年を縁起良く迎えられますよ。 毎年デザインは変わりますが、その分低価格。ご相談下さい。
お客様の旧式ミシンを「アンティーク家具」として復活させたい。とのご要望で 天板・木部修繕し レトロ調塗装を行いました。 私のミスで修繕前の写真が無いのが残念です。 天板が剥げてめくり上がり、亀裂が数か所、傷も何カ所か有りました、色は褪せて既に引退状態でしたが、程よく復活させました。 因みにミシン自身も故障していましたが、使用する事は無いにも関わらず、お客様はミシンの命を甦らせています。(使用可)日本人の良き気質ですね。 写真は有りませんがミシン本体は天板の中に降り綺麗に収納可能です。今後も様々なご要望に対応したいと思います。
既存の庭にテラスとアプローチ製作です。 テラス床はデザインタイプ(ローマ平板調)コンクリート平板です。サイズは300角~600角を使用しています。 通路部分は天然石の乱張りです。天然石は「色合い・平滑性・厚み・硬さ・色抜け具合」など様々な違いが有ります。 見た目だけでなく、設計者に良く相談された方が良いと思います。
「雪庇防止金具」の取付写真です。 雪国ならではの悩みですが、毎年雪害(雪庇・落雪・軒樋破損)が発生します。 又、落雪が隣地へ落ちる。 落下して車等への被害なども・・・。
写真の金具(タイプ・材質は様々です)を取り付けますと ①大きな雪庇ができない。(当然ツララも出来にくい) ②雪下し時の足元が良く事故防止出来る。 ③「すがもり」防止。 など様々な効果が期待出来ます。 又、近年の「低価格住宅」では「雪止めアングル等」の間隔・本数・設置位置などが、かなり曖昧に見えます。(目に見えて解らない場所でコスト削減)かな? 実際に事故や被害、又は隣地からの落雪侵入。 が起きてからご相談が多い様に思えますが、そうなる前のご相談をお待ち致します。
テラスの床「天然石乱張り」です。 気長な工事ですが職人のセンスが問われます。 同じ材料でも仕上りには大きな差が生じます。
テラスまでのアプローチに変化を付けました。 サークルまでをつなぐのは「コンクリート製 枕木ステップ材」です。 リアルすぎて目視ではコンクリートとは思えません。 地面に埋めるので「シロアリ」対策にも良いです。
追加です:アプローチに天然石を組み植栽します。 植物が入るとイメージが一変すると思われます。 次回です。
「薪小屋NO2」が完成です。 基礎は単独のコンクリート基礎、その他は防腐処理した木材、屋根はガルバにて製作。 お客様は今回はストック専用でオープン形式を採用。金物と屋根に耐用性を考慮すれば高寿命も期待出来ると思われます。 改めて市内住宅地を見渡すと「煙突」が有る暖炉を採用した主にログハウスが増えました。
又、暖炉の煙突・薪集めの労力が・・・・。と言う人には我が家に採用した「ペレットストーブ」も有ります。
参考までに写真をいれて置きます。(火災・煙・匂いはOK)
和風庭の「囲い」です。 細かい竹での細工です。 根気がいる作業ですが自信作です。 年々自身で囲いをする方が減って来ています。 庭師も囲いや年間管理の日数が増して来ていると・・・・。 「造園」 と呼べる庭工事が本来の仕事と思いたいこの頃です・・・。
「囲い」も姿を重視する地域(少雪地域)や丈夫さのみ(豪雪地域)の場所も有り様々です。
職人全般に言えますが、同じ作業に見えても、効率良く速い人(そんな人は質も良し)とその他の人と極端には2倍の効率差が生じています。 素人さんでも注意深く見ていれば判りますよ。 余り良い事では有りませんが・・・・。
駐車場の白線ラインを移動しました。 現状の白線は機械により除去(削り取ります)。 改めて白線ラインを引きます(専用機械です)。 最近長岡駅近辺には「コインパーキング」が急増している様に感じます。 都会の中堅駅では見慣れた光景ですが、いよいよ長岡にも・・・・。 建物を建てるより一時であれば効率よく収益が出るのでしょうか? 因みに海外ではこの様な光景は」あるのでしょうか? 土地を持っていない私には関係ない事でした・・・。
以前工事した木造住宅のバルコニー排水溝の写真です。 近年では木造でもFRP防水などで水に対しての対応が進歩して来ました。 当然排水の処理は致しますが 「オーバーフロー管」 は設置してますでしょうか? 落ち葉やごみなどで排水が追い付かない場合を想像してみて下さい。 そうです、浴槽からお湯が溢れ出る様に水は一番低い箇所から出てしまいます。 掃出しのサッシの場合は部屋内部へ流れ込みます。 それを防ぐ為に最下部の水位より低い壁面に予備の排水管を設けます。 使用したくは有りませんが、近年の集中豪雨後に悲惨な事と成らないように祈ります。
お待たせいたしました。 完成です。 見ての通り 「目隠しフェンスを兼ねた薪小屋」です。 近年の高さを出した目隠しフェンスは単価も高く其れなりに距離も必要と成り、高額な場合が多いかと思われます。 薪ストーブを設置したお客様のアイディアで実現致しました。 多くの方が単管組みなど簡易的な方法で薪をストックして折られますが 「スマートに収納したい」と言う要望で作成致しました。 ①道路側は車横付けで収納する為、換気口を設けた落し板により、板張り風に目隠しを兼ねました。 ②奥行は薪サイズ2列分を確保し、屋根はガルバ鋼板葺。 ③床下も一部利用し、基礎の下には排水ルートも確保しました。 薪のストック方法や景観配慮、防犯対策等お困りの方も多いかと思いますが、何なりとご相談下さい。
ブロックの上に、基礎パッキン・土台・ゴムシートを施工、もちろんアンカーボルトも入れて有ります。 柱や頭つなぎ・垂木も付きました。 道路側から見るとこんな感じです。 この写真の中に「ヒント」が有りますが、お判りでしょうか? 隙間を空けて床板も張りました。 木材は全て工場にて塗装済みです。
手前のウッドデッキ(束・根太はアルミタイプ)も出来上がりました。中央通路には、私が「玉竜」を植えました。
枕木調(コンクリート製)のステップはかなりリアルです。花壇などは多少の肥料を撹拌して有ります。
さて、いよいよ道路際の仕上げを行います。
友人宅のリフォーム工事です。 外壁がALC版(高温養生された軽量気泡コンクリート)仕様の住宅です。 中越地震も経験し、外装、屋根共にリフォーム致しました。 外壁は近年では減少しましたが、吹付により模様付けを行い、その上に塗装を行います。 ガン吹きは職人が器用に行います。 「一筆書きの要領」で行わないと均一には仕上がりません。 何でもやってみたい私ですが「これは無理・・・・」とあきらめました。 塗装は2色使いで進行しています。
手前は花壇(ハーブガーデン)アプローチです。 共に「レンガ」を使用、ステップ材は「枕木調のコンクリート製」としています。 ご近所の方は「ゴミ置き場?」との声も・・・・。
ウッドデッキですが、理想のタイプ(ハイブリッド)と思います。 ①床板は天然木により、樹脂には無い柔らかく温もりの有る質感。 但し特殊加工により、防腐効果を上げて有ります。 ②長年の間に木製は交換などのメンテナンスが必要。 その際、床板以外の「根太・束」はアルミ製を使用し交換不要です。
さて、何が出来上がると思いますか?
左側は道路、右側は建物との間の庭と成ります。
お風呂の窓は? 風通し良く。日射も入れたい。 外も見たいし、見られたくない。 防犯にも考慮。
などなど多数有りますが、私は一番向いている商品は「可動タイプの目隠しルーバー」と思います。
各社アルミメーカーから条件に向いた商品を選ばせて頂きます。
マンションのバルコニー防水改修工事です。 築年数にも依りますが、外部バルコニーの床防水が「モルタル防水」の場合が多々有ります。近年では様々な改修工法が有ります。 現状の状態、クラック(ひび)や吸水状態、地震等への追随性などにより選択します。 今回はウレタン複合防水と成りました。(マット+ウレタン層+トップコート)
一般には外部の床などの防水がなぜ必要かと思われがちですが、躯体(建物本体側)側に水道(みずみち)が出来ますと水は簡単に建物内部に入ります。 当たり前ですが、水は下階へと流れます。
私が関東のマンション住まい(4階)の時夜7時頃、和室の天井からポタリ・・・数分後浴槽数杯分の水が天井から・・・建物各階で悲鳴が聞こえ、原因は7階のバルコニーがプール状態に成り・・・。 その後の保証は悲惨なことに・・・。 マンション、アパート住まいの方は御気お付け下さい。
「省エネ住宅ポイント制度」はご存知でしょうか?
新築以外でもエコリフォームによりポイント獲得。
エコ商品(実際は商品券が多いのでは)に交換できる制度です。 とは言うものの、無理やり工事する必要は有りません。 窓周りの結露(断熱共) 欲しい場所に手摺 など以前から頭の片隅に有る悩み事に補助が出ます。 又、手摺に関しては「1か所で6.000ポイント」写真の様に部分的でOKです。 場合によっては半額負担で手摺が付きます。 例:トイレ、玄関等
又、断熱タイプ樹脂サッシ(内窓取付け)も比較的安く取付け出来ます。
同じく、診療所の一室をリフォーム工事中です。 特別診療(ホリスティック診療)室と成ります。 内装の雰囲気や家具・照明までこだわった部屋と成ります。 写真は某百貨店制作のオーダー家具です。 冷蔵庫やパソコンテーブル、ミニシンク、可動作業台、照明などが組み込まれています。 完成時の写真は後日です。
既存建物との連絡通路を外部屋根下を利用しスクリーンで仕切りました。 カーポート部材の柱・桁を門型に建て風除室部材でパネル製作としました。 嵌め殺しとドアの連窓です。 車の砂利飛びを考慮し低い位置はアルミ複合パネルにしました。
外観です。 既存建物との雪や落雪を考慮し屋根形状を決めました。 手前側に患者との窓越し対応可能な上げ下げ窓(カウンター)が有ります。 又、インターホンで本館事務室と連絡が取れます。 私の希望で道路側に小スペースですが、植栽コーナーを設けました。 外壁は窯業系サイディング(2色)張りとしました。
現在、建築基準法により「シックハウス対策」が要求される場合が殆どなのですが、住宅など基本的には「換気設備」により対応させます。(細かい要件が有ります)
多くの建物は「吸気口と換気扇」で構成されます。 外壁に「ベントキャップ」と言う丸いガラリが沢山並ぶシーンが多々見られますが、デザイン的には余り・・・・
今回の建物は「吸気ガラリ・排気機」共アルミサッシと一体と成っている商品を選択しました。 何度か使用しましたが、特に問題は有りません。
何よりも外壁デザインがスマートです。
建方工事・・・土台敷き、柱、梁などの構造体工事です。
屋根がかかり、雨ざらしを避けるまで一気に進めます。 大工工事で一番気合いが
入ります。 建前時など下から見ていると「大工は高い所が得意」と思われがちですが、足場が悪い状態の屋根の上では地上より何倍も気を使い、疲労します。
内部の床は根太材の間に断熱材を入れてから工事を進めます。
「断熱工法」は様々有りますが、今後の地球環境(温暖化等)より、一層グレードUPを要求されて行くと思われます。 又、外壁や屋根と違い、リフォームで簡単に改修出来ませんから、新築時に十分な検討が必要です。
昨年の秋から年末にかけての工事です。
某クリニック様のスタッフ用(休憩、ミーティング)離れの増築工事です。
既存建物との雪の具合やスタッフ、患者の動線を考慮しての工事と成りました。
遅れましたが、今後もご報告させて頂きます。
集成材カウンターを加工したベンチです。 下部にキャスター付の収納ボックスを設けました。(おそらくおもちゃ箱に成るかと・・・)これはオーナーのアイデアです。 住宅では新築でもお客様と細やかな意思統一が出来れば、かなりのオリジナリティーを出す事が出来るはずです。 ハウスメーカー等では難しいですが、設計事務所などではどこまでも対応可能です。
木製収納棚完成。 男の子供が多いので、危険が無いよう、ガラスの代わりに、ツインポリカを使用。(後日仕様変更予定) 集成材カウンターは着色後、蜜蝋ワックスを塗り込みました。 今後も家族で手入れが可能です。
まだ建具が入っていませんが、木製の飾り棚です。 下は中段が付き引違建具が入ります。 写真では判りませんが、将来右側の収納は取り外し可能です。 90度曲がった側は、あえて段差を取りました。
キッチンのサイド部分は家電収納で入隅も収納可能(無駄なスペースは有りません)
引違いの収納家具は家具店の市販家具にて費用削減で打ち合わせました。 手前には家具工事で人工大理石の作業台を設置。 (私のカメラでは写りません)
7/5からの着工と成りました。 リフォーム工事としては内容が濃く、忙しくなると思われます。 お子さんが小学生なので夏休みまでに完了したいのですが、システムキッチンに一部オーダー部分が有るので入荷が遅れる模様です。 努力は致します・・・
LDよりキッチン方向の壁面は「珪藻土」を塗りました。 柔らかい雰囲気が出ます。 ビニールクロスとは別物です。 水分が抜けるともっと明るく見えます。 ちなみに我が家ではビニールクロスは全室使用していません。 腰壁部分はタイル張り予定。 お子さんがいられるので、ひらがなで「さわるな!」と表示した所、翌日、ご主人が触ったとの事。・・・・
卵の殻(キューピー)を砕き表面に加工して有る内装材です。 多孔質形状なので調質に優れています。 職人さん曰く「通常のビニールクロスの倍以上の重さ」だそうです。 ご苦労様でした。 壁にも一部、珪藻土を使用予定です。
カウンタータイプの間仕切り下地完了です。写真奥がキッチンと成ります。 カウンター腰壁のタイルは全体が出来てから選択する事と成りました。
ロフト織り上げ天井部分と居間の壁「珪藻土コテ塗り」が完了しました。 吸湿や消臭などの効果が有ります。 水に弱い為、注意が必要です。 「ビニールクロス」と違い雰囲気がいいです。 ちなみに自宅ではビニールクロスは一切使用しませんでした。 右の写真で左側は白く、右側は茶色に見えますが水分を含んだ塗り立てが右側です。 乾くときれいな「白」と成ります。
左は玄関ホールです。 階段室と一体とし、広く見える様にしました。 天井は天然木を使用、お客様の希望でホールにピアノを置きます。 写真右は寝室ロフト部分です。 壁は珪藻土を塗ります。
外壁はサイディング横張り(窯業系)です。 出隅(建物の角部分)の材質や固定方法(専用金物)外壁を「縦張り」又は「横張り」にするかで価格が大きく変わります。(建物の見栄え・質に影響) 外壁の内側は「通気層」を設け、湿気・熱気等を移動させます。 又、時期により「結露」が発生しても「防水紙」の外側で外部の水切り上に排水出来ます。
2段形状の破風納まり完成。 軒天はラーチ合板(着色済み)を張り、破風板廻りはガルバリウム鋼板を巻きました。 軒先に通気用の金具を設け温まった空気や湿気を上部へ上げ排気します。 次の写真は洋間の上部空間(ロフト収納)まで折り上げた天井です。
バルコニーはFRP防水(今はほとんどがその様です)とし、床、排水溝共勾配付としました。 溝に見える排水ドレインと白く見えるのは「オーバーフロー管」です。 万が一排水がトラぶった場合に水を外へ溢れ出させる為に有ります。
2階の洋間の天井は勾配付天井とし、空間を広く見せます。 当然、壁、天井には断熱材が入ります。 一部はロフト空間として、収納スペースと成ります。
2階の断熱材充填状態です。 もちろん床下にも入っています。 「断熱材」は使用箇所・種類や厚み・施工性・エコ対応・耐久性・価格等、判断材料が多い為、設計者により様々な仕様と成ります。 又、工事後は見えなくなる為、低価格工事では「まっさきの減額対象」と成ります。 断熱=光熱費・環境対応 ですので妥協はよしましょう。
軒天(屋根裏の事)破風板(屋根側面)は母屋、垂木などの材料サイズが大きい為「ごつく」見えない様に「2段納め」としました。 大工の作業手間が格段と増します。
構造部材の接合は金物類が多用されます。 金属プレートなどは使い方が間違えていたり、指定ビスで本数まで決まりますので、「付いていれば良し」とは行きません。
木造住宅では完成後の隠ぺい部(隠れる部分)が大切です。
信頼できる「施工店」に依頼しましょう。
2階の床(根太レス工法)です。 構造材の上に28㎜の構造用合板をビス留めします。 地震や台風などの水平方向の揺れを軽減出来ます。 大屋根の骨組と屋根張り上げ完了です。 グリーンに見えるのは防水紙です。 ここまで出来ると屋根の漏水は防げます。 筋違や構造材接合部の専用金物がまだ完了してないので振れ防止の仮筋違が無数に入れて有ります。外壁を張る前に耐震壁と成る下地材を先に張ります。
上棟に向けて柱・梁をレッカーで釣込み開始しました。
プレカット部材を使用しますので、間違えさえなければ順調に進みます。
木造住宅では「建前」は大工職人から見ればメインイベントと成ります。
私は「事故が起きない事を祈ります」・・・
床下に断熱材を固定(㎜単位の施工でした)し土台の上に 28㎜の構造用合板をビス止めします。土台の下に黒く見えるのは基礎パッキン(通気タイプ・密閉タイプ)です。
床下の換気(通気)が確保出来ないと床下木材がカビて傷みます。 床の開口はユニットバス部分と床下点検口部分と成ります。 木造住宅では天井裏や床下及び主な設備配管など随時点検が必要と成ります。 特に災害時など破壊しなければ覗く事も出来ない空間は出来るだけ無くすべきです。 この後「柱・梁など」を組立てる上棟と成ります。
車庫部分の床(コンクリート)に防湿シートを敷き詰め、メッシュ(溶接金網)を配置します。ひび割れ防止の為です。 鉄筋コンクリート造のスラブ床に入れる鉄筋とは違います。あくまで地震等に対しての予防の為です。 中央に黒く見えるラインはエラスタイト目地です。 コンクリートは伸縮を繰り返しますので1枚のスラブ(コンクリート床)面積を小さくする為に入れます。 地震時のクラック(ひびの事)を集中させる役目も有ります。
室内側の床下(昔で言う縁の下)を防湿フイルムや断熱材を入れ最後にコンクリートで仕上げます。 昔は砂のままでおしまいでした。 最近は水分や生物の侵入防止や床を支える束(柱)材の正確な固定などの目的でこの様な場合が多いです。 今回の敷地では、ゲリラ豪雨などで床下浸水の可能性が有りませんが、平地部では基礎内部よりの万が一対策として、排水用のスリーブ(蓋付きの穴)が必要な場合が有ります。 お客様によっては、内外の仕上げ材ばかりこだわる場合が多々有りますが、実は「基礎・土台・柱・梁材・屋根下地材」等後で見えなくなる部分が大切です。 又、超低価格を実現させるには、これらの質、サイズ、量などで調整されている場合が多いのでは・・・・
ユニットバスの床下は基礎の外部面と床下(コンクリート下)を予め断熱処理しておきます。 近年のユニットバスは断熱性能が高まっていますが、建物全体を東西南北・天井・地面の6面共断熱処理を行います。
型枠を外すと基礎が完成です。 とは言っても、まだ重量物(木材本体)は載せられません。 コンクリートは一定期間までは急激に強度が増します。 私はなるべくの養生期間を設けたいです。 基礎上にはアンカーボルト(ホールダウン)が見え、今後床下のコンクリートを打設する為埋設する設備配管を立ち上げておきます。
基礎の立ち上がり型枠(鋼製)を並べ、ホールダウン金物を固定します。 言葉では簡単ですが、基礎内の鉄筋を除け、柱・筋違いの位置、向きを考慮し、土台の継手等も決まってきます。 出来上がりを見るとなんでも無い事ですが、事前の検討、打合せ、施工精度が要求されます。
鉄筋の検査が終了しコンクリートを流し入れます(打設)よく見る生コン車と圧送ポンプ車で型枠の中へ流し込み、電動で振動させ型枠・鉄筋の隅々までコンクリートを送り込みます。 最後に上面をコテで水平に仕上げます。 見ていると楽しそうですが、非常に疲れます。 特にコンクリートは時間と共に変化してしまいます。 休む間が有りません。
コンクリート打設(流し入れる作業です)前に鉄筋などの検査をします。 ちなみに鉄筋コンクリート構造はコンクリートが主に「押しつぶさせる力」に抵抗し鉄筋が「引っ張られる力」に抵抗します。 ですから鉄筋が多く入っていればいい訳でもなく、それぞれの曲げ方間隔(込み具合)コンクリートとの一体化等が大事だそうです。
基礎ベースの鉄筋加工、組立風景です。 鉄筋の形状・太さ・間隔・固定方法などをチェックします。 基礎コンクリート工事は通常、やり直しが出来ません。 コンクリート打設前に十分な確認押し、専門検査員の検査も受けます。
K様邸いよいよ始まりました。 建物の位置を決める(遣り方)基礎ベース下まで掘削(根切り)の作業です。 たまに「建物位置が違った」などの話を耳にしますが、着工この時点で間違えている訳ですね。